院長メッセージ7月
2025年7月1日掲載
低線量CT肺がん検診を行っております
日本では肺がんは、1年間に約12万人が診断され、約7.5万人が命を落としており、がん死亡原因の第一位となっております.
当院では、低線量CTによる肺がん検診を施行しており、2023年度は160名、2024年度は113名の方に受診いただきました。4月より最新のCT機材を使用し、費用設定は変更ございません.
低線量CTは、放射線の被ばく量を抑えながら、肺の詳細な画像を撮ることが可能です.被ばく量は通常CT検査の7分1程度(約1mSV)で、自然界から受ける年間放射線量と同程度かそれ以下、安全性は高いとされています.
欧米での複数の対照試験の結果をもとに、本年4月に国立がん研究センターより、「有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン」2025年度版が公開されました.ここで、50歳以上の喫煙指数(1日の喫煙本数x喫煙年数)600以上の重喫煙の方に、低線量CT肺がん検診は有用とされました.(1日一箱を30年吸っていると、喫煙指数=20x30=600となります.)
ただし、「偽陽性」といって、がんに見えても実際は良性の異常であるケースがあり、不要な検査や手術につながることもあります.
検診は誰にでも勧められるわけでありません.健康診断の時や、かかりつけの先生に、ご自身の肺がんのリスクなどを相談いただき、禁煙などの生活習慣の見直しに加え、低線量CT検診を上手く活用いただきたいと思います.
(参照https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2025/0425/)

当院では、低線量CTによる肺がん検診を施行しており、2023年度は160名、2024年度は113名の方に受診いただきました。4月より最新のCT機材を使用し、費用設定は変更ございません.
低線量CTは、放射線の被ばく量を抑えながら、肺の詳細な画像を撮ることが可能です.被ばく量は通常CT検査の7分1程度(約1mSV)で、自然界から受ける年間放射線量と同程度かそれ以下、安全性は高いとされています.
欧米での複数の対照試験の結果をもとに、本年4月に国立がん研究センターより、「有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン」2025年度版が公開されました.ここで、50歳以上の喫煙指数(1日の喫煙本数x喫煙年数)600以上の重喫煙の方に、低線量CT肺がん検診は有用とされました.(1日一箱を30年吸っていると、喫煙指数=20x30=600となります.)
ただし、「偽陽性」といって、がんに見えても実際は良性の異常であるケースがあり、不要な検査や手術につながることもあります.
検診は誰にでも勧められるわけでありません.健康診断の時や、かかりつけの先生に、ご自身の肺がんのリスクなどを相談いただき、禁煙などの生活習慣の見直しに加え、低線量CT検診を上手く活用いただきたいと思います.
(参照https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2025/0425/)

