院長挨拶このページを印刷する - 院長挨拶

2024年4月1日掲載

地域の皆さんのため、「そら色の病院」の発展を目指して

院長近影

当院のホームページにアクセスいただき誠にありがとうございます。
このたび神奈川病院の院長に就任いたしました中村守男と申します。
 
 当院は戦前の1939年(昭和14年)4月に「傷病軍人神奈川療養所」として創設、1945年(昭和20年)旧厚生省に移管されました。「国立神奈川療養所」「国立療養所神奈川病院」と改称を経て、2004年(平成16年)に独立行政法人に移行し、「国立病院機構神奈川病院」として現在に至ります。
 開設時からの結核患者の診療、時を経て1971年より重症心身障害児(者)の療養の受け入れに並行して、地域医療の一端を担い2009年(平成21年)には秦野伊勢原地区の地域医療支援病院に認定いただきました。
2020年(令和2年)初頭に発したコロナ禍は、全てのひとの生活環境・様式を変化させました。当院も、医療機関をとりまく社会諸状況の変移への対応に苦闘を強いられ、2021年(令和3年)3月に念願の新病棟開棟後も、新しい設備を最大限に活用し患者さんの入院診療に反映し還元するに至っておりません。
 私達には、国立病院機構の一員としての責任と誇りを持ち、地域医療とセーフティネット医療(他の医療機関ではアプローチが困難な分野の医療)双方の貢献を追い求める責務がございます。「信頼される病院」「良質な医療の提供」という2️大理念を礎に、質量ともに人力・設備の充実に尽力を惜しまない組織風土を築き、西に富士山、北に丹沢山系、南に秦野市街を望む素晴らしい自然環境と合体させ、この「そら色の病院」を発展させて行きたいと思います。
 患者さんや医療関係者の方、皆様方からの、温かいご支援とご助言を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 

令和6年4月1日
独立行政法人 国立病院機構 神奈川病院
院長 中村守男